GrpE Quick Reviewの書き方について †
講演のQuick Reviewの書き方についてwikiにまとめておきます.
書式, 分量 †
- タイトル, 名前, 所属, 本文, という形でA4用紙1枚(以上)を目安にお願いします.長い分には特に困りません.
- 句点, 読点はカンマ, ピリオドを用いて, 全角空白は使わないようにしてください.ただし,これは厳密に守られなくても,編者が変換することもできます.
- Windowsを使っている人は入力のパネルからツール=>プロパティで句読点の変更ができます.これにより日本語モードでもカンマ,ピリオドが設定できます.
期限 †
- 1週間以内に担当者まで送ってください.
- 確実に回収するために催促のメールを送らせていただくことがあるかもしれませんが,ご容赦ください.
内容 †
- 内容は自由ですが,以下の点が含まれると形式が整いやすくなると思います.
- 講演の意義,重要性
- 良かったところ,印象に残ったところ
- 不満なところ,もう少し詳しく議論して欲しかったところ
- 次の一歩として期待するところ
- 一般的なレビューとしては,(i)をしっかり書くことが期待されます.
ただ,講演者は(ii)ー(iv)が気になると思いますので,各自でバランスを調整してください.単なるまとめは講演者にとって何も新しいメッセージがなくつまらないものになります.自分の感想を書いてください.
体裁 †
- レビューを一番楽しみに読んで一番気にするのは講演者なので,内容は講演者へのメッセージだと思って書くと良いです.
- ただし,体裁に関しては講演者ではなく,第三者が読むと思って書いてください.この点,間違えやすいので気をつけてください.
- 例えば,”あなたの講演”といった表現はおかしくなります.○○氏の講演,○○さんの講演と書くべきです.
- レビューへの返信についても,"○○さん,ありがとうございます.”と、レビューアに向けて返答するのではなく,”○○さんの示唆に富んだレビューに感謝します.”と第三者に向けたコメントとして答えるのが正しいやりとりです.
文章の書き方の関する一般論 †
若手の方であまり文章を書きなれてないという方もいるかもしれません. そのときは以下の書籍を参考にしてください. 一般論ですので、このレビューの趣旨とは合わない部分もあります.
- 新版 論文の教室―レポートから卒論まで
- 戸田山 和久
- NHK出版; 新版 (2012/8/28)
- ISBN: 4140911948
- 初心者向けの論文作成法が書かれている.
- 入門 考える技術・書く技術
- 山崎 康司
- ダイヤモンド社 (2011/4/8)
- ISBN: 4478014582
- パラグラフライティングやそのコンテンツを作成する方法について書かれている.
公開,非公開 †
- レビューは講演者の相談の上,公開されることになります.
- ただし,講演者やレビューアが公開を望まない場合は, 講演者とGrpE運営者だけに閲覧を限定することもできます.公開の可否を合わせてご連絡ください.
Acta Epsilonicaへの投稿 †
もし出来の良いQuick reviewができましたら,Acta Epsilonicaへの投稿をお勧めします.ただし厳しい査読ののちに掲載か非掲載か決定されますので,学術的な意味である程度の質が要求されます.その点をご了承の上,投稿ください.