Group Epsilon Art Gallery †
Group Epsilon の total image を表現する art works を展示しています.
Group Epsilon ロゴ by kymst †
Gunstar-Epsilon by mirai †
- 解説: この artwork の構成はきわめて簡単である.
しかしながら, この背景と文字は Group Epsilon をよく象徴するものである.
背景には Conway's Game of Life において gunstar と呼ばれる物体を配した.
Conway's Game of Life において gunstar とは, 広義の宇宙船を 4 方向に永遠に打ち出し続ける物体のことをいう.
この gunstar が打ち出す宇宙船は glider と呼ばれている.
Glider は hacker を象徴する記号として使われることもある.
今回の場合, 四方に打ち出される glider は様々な分野に広がっていく Group Epsilon の構成員を象徴しており,
gunstar はそれらを生み出す Group Epsilon を象徴している.
中央には Computer Concrete フォントで書かれた epsilon の文字を配した.
Computer Concrete フォントは TeX の開発者である Donald Knuth が著書 Concrete Mathematics を出版する際に用いたフォントであり,
彼から連綿と受け継がれる美意識を象徴するものである.
なお, この構想は早い時点で作者の中にあった.
しかしながら, これを LaTeX を用いて描画することは容易ではなく,
多少の技術的困難を乗り越える必要があったことを付記しておく.
無題 (?) by takiwaki †
光の三原色で表した epsilon by takiwaki †
- 解説: Group epsilonでは数学, 情報, 物理, 生物, 法学, 心理学, その他の諸学問が議論されている. その様子を, その組み合わせでさまざまな色を作ることができる, 光の三原色を使って例えてみた. また, epsilon の文字のうち P が不可能物体になっており, 諸分野の中でも特に滝脇が興味がある, 幾何学の不思議さが象徴されている. 全体も TikZ で書かれて, そこにも TeX 好きの多い epsilon らしさがある.
吸引的 epsilon by yuya †
- 解説: 1978 年に日本人の Y. Ueda によって発表された strange attractor をモチーフとしました.
これは以下のたった一つの方程式から得ることができます:
x'' + k x' + x^3 − B cos(t) = 0.
これは 非線形振動子を model 化した Duffing equation の特殊な場合です.
(k, B) = (0.1, 12) とした parameter から ϵ に似た形の attractor が得られます.
周りの枠は (k, B) = (0.1, 11.7) の軌道から得ました.
実は枠に使った軌道はこのあと中心に収束します. その中心に ϵ をおくことで, 知が終結する Group ϵ という場を表現しました.