Group Epsilon †
Group Epsilon とはなにものか †
2012 年, M3Aleph 2012 というイベントが kymst 氏を発起人として開催されました.
このイベントの趣旨は, これから学問の扉を叩く若者に "学問とはなにか?" と問いかけることでした.
継続するイベントは 2014 年にも Aleph 2014 という形で開催されました.
その際, このようなイベントよりも小さな規模で活動できる集団があるとよいのではないかという議論があり, その結果として kymst 氏を中心とした小さな集団が立ち上がりました.
この集団が Group Epsilon です.
Group Epsilon という名前の由来は, "小さな" Aleph の "小ささ" を慣例的に微小量を表す epsilon で表すという, いわばダジャレのようなものでした.
一方で, epsilon は学知を意味するギリシア語 ἐπιστήμη (epistḗmē) の頭文字でもあります.
Group Epsilon は "任意の学知について (for any epsilon)" 理解や見識を深め, さらなる若い世代による学知の探求を啓蒙していくための集団です.
現在の主な活動内容は, Group Epsilon Meeting と big epsilon = Aleph の開催です.
また, 若手メンバーによる勉強会も頻繁に行われています.
今後は電子ジャーナル Acta Epsilonica の発行を予定しています.
現時点で扱う領域は数学と物理学が中心ですが, 今後は他の領域にも足を踏み入れていくことでしょう.
現在の運営メンバーの紹介はこちらをご覧ください.
この運営メンバーを中心とした各々の参加者が意識を高く持ち, 自発的に Group Epsilon の運営を行ない, さらなる発展を目指しています.
Mailing List †
Group Epsilon の情報交換には mailing list (epsilon@ml.kymst.net) が用いられています.
入会希望の方は info@ml.kymst.net まで以下の内容をご連絡下さい:
- 氏名
- Handle Name (氏名の雰囲気を残すものに限ります)
- 現所属
- 学年 (学生の場合)
- 興味のある分野など
- Group Epsilon に期待すること
今後の活動予定 †
Group Epsilon 2016 1st Meeting †
- 日時: 2016/01/17 ??:??--??:?? (TBA)
- 場所: Z 会新宿教室
- 実行委員長: sugiken
- 内容:
- Opening Address by 山下弘一郎
- 我々はどこから来たか -意識の定式化- by 苅田裕也 (keywords: 脳科学, 神経科学, 情報理論)
References:
- M・マッスィミーニ, G・トノーニ 著,花本 知子 訳「意識はいつ生まれるのか」,亜紀書房,2015
数式での議論は少ないですが, 実験の背景や動機, 意義についてくわしく書かれています.
- http://www.nikkei.com/article/DGXKZO90037800R00C15A8MY7001/
上の本についての書評です. 短いですので, 是非当日までに一読していただけると嬉しいです.
- Giulio Tononi "An information integration theory of consciousness",BMC Neuroscience,2004, 5:42
理論についての原論文です. Open Access のjournal なので, 無料で入手できるはずです.
- 整数がωに出会うとき 〜FLT(3)の証明〜 by 廣祥吾 (keywords: 初等整数論, 複素整数)
- 等長地図が出来ないワケ by 韮塚凌平 (keywords: 曲面論, Gauss--Bonnetの定理)
Aleph 2016 / Group Epsilon 2016 2nd Meeting †
- 日時: 2016/03/13 ??:??--??:?? (PM, TBA)
- 場所: TBA (Z 会のどこかの教室になる可能性が高いです)
- 実行委員長: mirai, 副実行委員長: ayako (実行委員用メモ)
- 内容: TBA (講演者はほぼ決まりました)
Group Epsilon 2016 3rd Meeting †
- 日時: 2016/05/?? ??:??--??:?? (TBA)
- 場所: TBA
- 実行委員長: mone
- 内容: SAe 参加者の発表を調整中.
Group Epsilon 2016 4th Meeting †
- 日時: 2016/06/?? ??:??--??:?? (TBA)
- 場所: TBA
- 実行委員長: TBA
- 内容: 募集中です. 発表希望者は下記のメールアドレスまでご連絡下さい:
- Group Epsilon ML のメンバーの方: epsilon@ml.kymst.net
- Group Epsilon ML のメンバーでない方: info@ml.kymst.net
Group Epsilon 2016 5th Meeting †
- 日時: 2016/09/?? ??:??--??:?? (TBA)
- 場所: TBA
- 実行委員長: TBA
- 内容: 募集中です. 発表希望者は下記のメールアドレスまでご連絡下さい:
- Group Epsilon ML のメンバーの方: epsilon@ml.kymst.net
- Group Epsilon ML のメンバーでない方: info@ml.kymst.net
過去の活動記録 †
Group Epsilon 2015 4th Meeting †
Group Epsilon 2015 3rd Meeting †
- 日時: 2015/06/14 (Sun.) 12:00--16:00
- 場所: Z 会新宿教室
- 内容:
- 12:00--13:00 数の体系とトポロジー by 杉ノ内 萌
- 13:00--14:00 ベクトル、線形形式、行列の不変式環 by 久保田 絢子
- 14:00--14:10 休憩
- 14:10--15:10 高分子の内部構造を探れ! 最適化モデルを用いた実験データの解析 by 田中 未来
- 15:10--15:20 Group Epsilon の昨日、今日、明日 by 山下 弘一郎
- 15:20--16:00 Free Discussion
- 詳細な programme: 201506grpEprg.pdf
- 当日の資料など: http://kymst.net/index.php?GrpE%2Farchives#e01dbe26
Aleph 2015 / Group Epsilon 2015 2nd Meeting †
Group Epsilon 2015 1st Meeting †
Group Epsilon 2014 3rd Meeting †
Group Epsilon 2014 2nd Meeting †
- 日時: 2014/05/24
- 場所: Z 会新宿教室
- 内容:
- 電磁気学へのベクトル解析の応用 by 深津 龍一 and 杉浦 健一
- 実数のつくり方?? 連続とは何か。 by 上田 華乃子
- 微分形式入門 by 杉ノ内 萌
Aleph 2014 †
Group Epsilon 2014 1st Meeting †
- 日時: 2014/01/19
- 場所: Z 会新宿教室
- 内容:
- 知識と知恵 by 滝脇 知也
- 端末との付き合い方 by 山下 弘一郎
SAe †
SAe (Seminaire Analyse de EPSILON) とは, Group epsilon メンバーによる数理系セミナーのことです.
2013 年度は Group epsilon がなかったので SAe という名の下では行われていませんでしたが, そのセミナーがもとになって SAe は作られました.
今まで行ってきた主なセミナーは, 大学 1 年生向けの「数学書の輪講」です.
2013 年度 †
kymst 氏のもとに大学 1 年生が集まって, 多変数の微積分やベクトル解析に関する数学書の輪講を行いました.
主に扱った本は
- M. Corral. Vector Calculus. Available at the author's homepage
- A. E. Taylor and W. R. Mann. Advanced Calculus. Wiley.
です.
2014 年度 †
kymst 氏と 2013 年度のメンバーにより, セミナーが開催されました.
内容は多変数の微積分であり,
本は
- M. Spivak. Calculus on Manifolds. Addison-Wesley
です.
輪講の傍ら, 2013 年度メンバーによる lecture が行われました.
内容は「曲線と曲面の微分幾何」や「相対論入門」などがありました.
2015 年度 †
mone をはじめとするチューター 3 名 (それぞれの所属はB3数学, B3物理, B2物理) のもと,
4 名の大学 1 年生と常微分方程式論のセミナーをしています.
本は
- V. I. Arnold. Ordinary Differential Equations. Springer. English translation by Russian.
です.